あなたがよければ、六日の朝に

ひねもすのたり、のたりかな。なんでもない今日を、唄うように、踊るように生きると決めた。

赤大根と小粋なマダム


こんばんは、六日です。





新鮮な野菜を求め道の駅益子へ行くと、大きな観光バスが2台停まっており、中はマダムとムッシューで賑わいを見せていた。

バスガイドの制服を着たマダムが、わたしのカゴの中のお赤飯を見て「あら、いいわねお赤飯」というので「まだ残っていましたよ」と返し。
大きな冬瓜を小脇に抱え赤大根の前に立っていたら、いつの間にか隣にいた着物姿のマダムが「昔もらって食べきるのに苦労したのよねぇ‥赤大根」と頬に手をあて呟く。

「お漬物にするのが一番合いますか?」
「そうね、あと酢の物とかね。皮は剥かないで、よーく洗って切って、酢にさらすの。そうすると色味が綺麗になるから」
「なるほど。煮物とか、火を通したりするのには合いませんか?」
「そうねぇ。火を通すんだったらやっぱり、白大根の方がいいわねぇ」

勉強させていただきました、とお礼を言い、この上品なマダムが赤大根一本を持て余すのだからわたしなぞお話になるまい、と思い冬瓜とカリフラワー、ルッコラ、お赤飯が入ったカゴを持ちレジに並ぶ。

1周年記念ということでもらった抽選券でクジをまわしたら、お煎餅をもらえた。

明日のおやつにしよう。