あなたがよければ、六日の朝に

ひねもすのたり、のたりかな。なんでもない今日を、唄うように、踊るように生きると決めた。

奇怪ねぇ台湾



こんばんは、六日です。


下書きフォルダに入っていた、台湾の食べ物についてのあれこれ、を今日はひとつ、ふたつ。


これは、台北の朝市のひとコマ。





台湾では、市場でもスーパーでも、丸鶏が売られています。
日本で云う丸鶏とはちと違くて、台湾で一般的な丸鶏とは、その名の通りに頭(目の玉はきれいにくり抜かれている)から爪先まで。

神様のお供え物として、この丸鶏がかかせないのだそうです。

そしてお料理にも使うのだそうで、特に頭部はとてもいい出汁が取れるのだとか。それはそれは、是非ともご賞味に預かりたい。
‥と思うけれど、もちろん爪先まですべて食す勇気は、いまのところ、ない。



まぁそれは、さわりとして。
それよりもなによりも手強いのは、臭豆腐だと思う。

いったい半径何キロ先まで届くのだろうか、というほど遠くまで届く、何とも形容しがたいあの臭気は「臭豆腐の臭いがすると、どこかに夜市があるとわかる」といわれるほど。
夜市以外にも、そこらへんの屋台や街角の食堂でもその臭いに遭遇することは可能であり、台湾では非常にポピュラーなローカルフードと言える。


「臭豆腐」という名前の通り、豆腐を植物性の発酵液に漬け込んだもの。食べ方も生タイプと焼きタイプ、揚げタイプがあり、甘辛いタレと白菜のお漬物を乗せて食べるのがどうやら一般的であるらしい。
揚げタイプなど、視覚だけ使えば一見なんの変哲もない厚揚げなのだ。

初めて訪れた台北で、その臭いの洗練を受けたのは、たしか士林夜市だった。
どんな臭いなのか、と問われると、喩えるのもためらわれる。「あの臭いに類似したもの」としてぼんやりと頭に浮かんでは消えるあれこれはあるものの、人々が愛する食べ物(しかも、愛する台湾の)を、よもやああいった類のものになぞらえて形容など、断固としてしかねる。


それでも、臭豆腐の屋台近くを通ると反射的に息を止めてしまう軟弱なわたしだけれど。街角の食堂でそれを、さもおいしそうに食す台湾人を横目に感じるのが(信じられない)という気持ちと(く、くやしい)といった、なんとも勝負に負けてしまったような、やるせない敗北感。

臭いの強さとしては、くさやや納豆とほぼ同等、もしくは日本のそれらの方が若干高い、らしいのだけれど。
今のところ、日本人であるわたしとしては、にわかにそれらは信じがたい。



次に台湾へ行ったら、食べてみようか。

いや、でも。


頭の中では今日も、押し問答のくりかえし。








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