あなたがよければ、六日の朝に

ひねもすのたり、のたりかな。なんでもない今日を、唄うように、踊るように生きると決めた。

君のりありてぃ



たまには、こんばんは、にはまだ早い時間帯に。

こんにちは、六日です。



日ごろ、こういったお話はなんとなく避けてはいるのですが。なんというか、とあるマスターのお言葉を借りるならば、「ここは世界の片隅に過ぎない」のだし。





ある日の仕事中、上司が、生粋のアニヲタであるhくんに「そんなの絵に描いた餅だろ?」と諭している場面がありました。
そのなぞらえが全然ピンときておらず、「はてな?」という体制を崩さないhくん。

横でPCを打ちながら、そのやりとりを聞いていたわたしは、何の気なしにしゃしゃり出ることにしたのだ。

「絵に描いた餅とかけて、2次元の女の子ととく。その心は、お腹が減っても食べられない。つまり、いくら好きでも触れない」


「なるほど」と神妙な顔で手を打ったhくんであったが。
嗜好というのは本来個人の自由であるし、それにケチをつけるつもりは毛頭ない。けれどこれから先、次元違いの恋だけを抱いて生きるには、彼はもったいないほど若すぎる。


3次元の女の子も、まんざらでもないと思うよ。いい匂いするし、柔らかいし。「いってきます」と声をかけたら「いってらっしゃい」と答えてくれるよ。
おいしいものを2人で食べて「おいしいね」と言い合えるし。手を繋いで、お互いの体温を分けあって、花が咲くような彼女の笑顔を眺めるのもよいものだと思う。


老婆心から、そんなことをとりとめもなく話したことがあり。


そんなhくんがある日、「具合が悪くて」と突如有給を取り仕事を休んだのだった。
(また風邪かしら。インフルではないといいけれど)と思った次の日の休憩室には、なにやら東京土産であるお菓子が。

「六日さん」と走り寄ってきたhくんに「具合は大丈夫?」と声をかけようと思ったが、彼の全身から放出される幸せオーラと隠しきれていない笑みが、口に出さずともすべてを物語っていた。


「六日さん、僕、彼女ができました」

「え?2次元?3次元?」


思わず、口をついて出た言葉はそんなこと。

前の前の晩、いきなり具合が悪くなった彼は、とても仕事に行けるような状態ではなく。
かわいい女の子の付き添いのもと、遠路はるばる東京最先端の病院を受診してきたのだという。

その病院の名は、銀座シックス。








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