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あなたがよければ、六日の朝に

ひねもすのたり、のたりかな。なんでもない今日を、唄うように、踊るように生きると決めた。

ラスコー展へ行ってきました その1




もう先月のことになりますが、上野科学博物館のラスコー展に行ってきました。すごかったー!



ラスコー展とは

フランス南西部のヴェゼール渓谷にあるラスコー洞窟。その洞窟に、いまから2万年も前にクロマニョン人が描いたとされる壁画を中心に、彼らの生体を紐解いていくというものでした。


クロマニョン人とは?

わたしたちと同じホモ・サピエンスで、わたしたちの祖先であると言われているクロマニョン人。
彼らが生きていたのは人類がまだ氷河期で、農耕や牧畜がはじまる前の後期旧石器時代です。

わたしには、「マンモスがいた時代」というのがいちばんピンとくるのですが。





こちらがクロマニョン人。
今のヨーロッパ人となんら変わらない。




髪に編み込まれた装飾品や、



フェイスペインティング。

これらはなんのためのものだったんだろう?
単純におしゃれ目的だったわけではないだろうし‥自分の種族を示すためのものだったのでしょうか。



ラスコー洞窟の壁画

壁画は、1940年に地元の少年によって偶然発見されたわけですが、現在は世界遺産に登録されており、その壁画を保存するために洞窟は非公開となっているとのことです。


そのラスコー洞窟からは、絵の具の材料となる顔料(天然の石や粘土を砕いたり、すり潰したもの)や画材(壁面に線刻するための石器)、闇を照らすためのランプ(石のくぼみに獣脂を置き、火を灯すのだそう。ちなみに芯には小枝を使っていたのだとか)
そのほか、狩猟のための小石刀や槍などが見つかっているのだそうです。

ホラアナグマなどの肉食獣が住む洞窟は彼らの居住空間ではないため(という紹介をされていたけれど‥氷河期の時代、洞窟のなかこそが彼らの居住空間だったのではないのかな?と思ったりするのだけど、どうなんだろうか)
狩猟道具はそこに住む住人から身を守るためのものだったのでしょう。




こちらが実際に(というか、レプリカですが)クロマニョン人が洞窟に描いたとされる壁画の数々。

こちらの壁画には「泳ぐシカ」というタイトルがつけられています。
ちなみにこちらの絵はとても高い場所に描かれていたそうで、梯子を使って描いたのだろうと言われています。



こちらは、「褐色のバイソン・ヤギ・ウマの列」

彩色には指を使うほか、動物の毛などで作った筆を使ったり、吹き付けやスタンプなどの技法も用いられており‥ほ、本格的であります。




「黒い牝牛・ウマの列」




「背中合わせのバイソン」





ラスコー洞窟のいちばん深いところ、5mのたて穴を降りなくてはならない井戸状の空間と呼ばれる場所に描かれた「井戸の場面」という壁画。

すごくわかりづらい写真ですが‥
向かって右側には、槍を持ったなぞの鳥男のような人物と、息絶えたバイソンが描かれています。

この鳥男とは、人と自然の精霊たちのあいだの仲介者であるシャーマンだったのか、クロマニョン人が狩猟を行うための制服のようなものを模したものだったのか。



彼らの描いた絵を見ると、わたしたちの祖先があたりまえに動物と共存し生きてきたのだということがよくわかります。

ラスコー洞窟には、600頭の動物が描かれているのだそうです。

とても不思議なのが、洞窟で発見された動物骨の90%はトナカイだったそうですが、壁画のなかにトナカイはたった1頭、そして当時いたはずのマンモスは1頭も描かれていないのだとか。


ちなみに、クロマニョン人が描いた壁画が残されているのは、ラスコー洞窟の他に300以上もあると言われています。


それらを最初に見つけた人は、まさか古代人が描いたものとは思うまい。



長くなったので、つづきます。





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